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ブスバー・バスバーとは? 加工における2つのポイントについて解説

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ブスバー・バスバーとは? 加工における2つのポイントについて解説

2022年04月06日

 

バスバー・ブスバーとは?加工における2つのポイントについて解説|銅板加工.com

ブスバー、もしくはバスバーについてご存じでしょうか。本コラムでは、ブスバー・バスバーの用途・需要について、そして加工における2つのポイントについて、銅加工の専門家が詳しく解説していきます!

 

ブスバー・バスバーとは?どちらが正しいの?

ブスバーとは、主に配電盤(キュービクル)や制御盤、操作盤に大容量の高圧電流を導電する導体棒(電極)です。

 

Web上で検索いただくと、”ブスバー”・”バスバー”の両方の表記が出てくるため、「どちらが正しいの?」と疑問に思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

これは、英語表記が”bus bar”であることから、日本ではブスバー・バスバーという2通りの読み方が広まっているというだけで、基本的には同じものと考えていただいて問題ありません。

寸法はL100mm程度のものがほとんどですが、中にはL1,000mmを超える長尺のバスバーもあります。

 

材質は、高い導電性と機械的強度(引張強さ)を併せ持つ銅、特にタフピッチ銅(C1100)や無酸素銅(C1020)を使用することが多いことから”銅バー“と呼ばれることもあり、その他アルミやC3604(真鍮)を採用することもあります。

なお、タフピッチ銅とは純度99.9%以上の純銅のことで、無酸素銅はさらに純度の高い純度99.99%以上の純銅になります。いずれも導電性が極めて高く削りやすい材質ですが、”水素脆化”という現象が起こらない点で後者の方が優れていると言えます。

 

水素脆化についてはこちらの記事で詳しく解説しております。

>>C1020とC1011の違いとは? 純銅加工のプロフェッショナルが解説

 

 

ブスバーの具体的な用途と需要

前述の通り、ブスバーは大電流を導通する電極で、パワーエレクトロニクス(パワエレ)用部品として大変重宝されています。従来は、電流を流すためにはケーブルや電線等いわゆる有線が必要であったため、電流の容量限界や部品の配置・設備レイアウトの制限がありました。しかし、電気抵抗の小さいブスバーの台頭により、より効率的に導電することが可能となり、かつレイアウトの自由度も増しました。

 

ブスバーの具体的な用途としては、車載向けリチウムイオンバッテリーや電車用の制御回路配線の部品等が挙げられます。

近年では、自動車業界におけるEV化の潮流により、ブスバーの需要がさらに高まっています。

 

 

ブスバーの加工における2つのポイント

ここでは、ブスバーの加工におけるポイントについてご説明いたします。

 

まずブスバーの加工手順ですが、銅の板材を目的の形状に切断したうえで、曲げ加工、必要に応じて穴あけ・タップ加工を施し、仕上げとして切削加工を行う場合があります。大電流が必要な場合は削り出しで製作します。

 

ブスバーの加工におけるポイントは、①接続穴ピッチの位置関係が安定しない、②曲げると側面に出っ張りが出るという2つがあります。①については、材料が銅の場合柔らかいため、曲げが複数工程に及ぶ複雑な形状になるほど両端の接続穴のピッチを安定させることが難しくなります。この対策として、曲げ加工後に穴あけを行う必要があります。一方、②については曲げ加工後に側面の出っ張りを削るという対策で解決することができます。

 

当サイトを運営する株式会社アイジェクト代表取締役の戸口が、動画でブスバーの加工ポイントを分かりやすく解説しております。
ぜひご覧ください!

ブスバーの加工事例をご紹介!

次に、銅板加工.comのブスバーの加工事例をご紹介いたします。

 

銅製 クライオスタット向けブスバー

バスバー・ブスバーとは?加工における2つのポイントについて解説|銅板加工.com
こちらは、クライオスタットの部品として使用されるブスバーです。材質は純銅(C1020)で、マシニングセンターで加工した後にベンダーで曲げ加工、さらにフライス加工をして仕上げをいたしました。

こちらのブスバーは、超電導マグネット電流リードとして使用されるため、板厚もt10mmと厚めになっています。そのため、曲げ加工時の伸びや横への膨れが生じてしまうのですが、その膨張部分をフライス盤で仕上げ加工いたしました。

>>詳細はこちら

 

 

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